「妻から浮気疑われ、興信所に調べられている」生前に話す
東京の外資系証券会社の社員が切断された遺体で見つかった事件で、被害者の男性が生前、「妻から浮気を疑われて、興信所に調べられている」などと周辺に話していたことがわかりました。警視庁は、男女関係をめぐる夫婦の間でのトラブルが事件の背景にあったものとみて、調べています。
この事件は先月、新宿区と渋谷区で外資系証券会社の社員、Mさんの切断された遺体が見つかり、妻のS容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。
警視庁は犯行の動機などについて調べを進めていますが、Mさんが生前、友人などに「妻から浮気を疑われていて、興信所を使って調べられた」などと話していたことが新たにわかりました。事件直前、夫婦はそれぞれ友人や両親に離婚の相談をしていたということです。警視庁はこうした男女関係のトラ ブルカ導件の背景にあった とみて、調べています。
一方、S容疑者はMさん殺害後の今月4日、都内の大手雑貨店でセメントを2袋購入していました。S容疑者は犯行現場をリフォームするなど隠蔽工作をしていましたが、警視庁はセメント購入の理由についても追及することにしています。