札幌市下水道資源公社:採用時に素行調査
札幌市が100%出資する財団法人札幌市市下水道資源公社が職員を採用する際に、受験者の借金や前科・前歴などを調べる「素行調査」を探偵に委託していたことが分かった。市議から指摘された、K副市長は「選考の一助として行った」と認め、「不適切だった。たいへん遺憾で、おわびする」と陳謝した。
市や公社の説明によると、素行調査は札幌市内の民間探偵会社に委託し(1)学歴・職歴(2)消費者金融などの借り入れ状況(3)前科・前歴を調べるものであったという。
採用は毎年ではないため、これまでに探偵に調査を依頼した受験者は記録上分かっているだけで7人。うち6入を採用した。今年度は6、7月の筆記・面接試験を通過した男性受験者2人を対象とし、探偵会社に委託費26万4,000円を支払い素行調査を委託した。。2人のうち1人を10月1日付で採用。昨年度も1人を採用する際に10万5,000円で探偵に委託した。公社側は素行調査の結果は最終的に採用を決める判断材料にはしていない」としている。